2025/08/18
第8回:展示会で成果が上がる資料・配布物の作り方
第8回:展示会で成果が上がる資料・配布物の作り方
展示会に出展すると、来場者に「何を渡すか?」は悩みどころです。
パンフレット、カタログ、ノベルティ…準備すべきものは多いですが、実は工夫次第で成果が大きく変わります。
よくある失敗例
- カタログを大量に印刷して配ったが、ほとんどがその場で袋に入れられて読まれない
- デザイン重視で文字が小さく、伝えたい内容が相手に届かない
- 来場者全員に同じ資料を渡し、結果的に「自社の強み」が薄まってしまう
展示会では「情報を伝えること」よりも「記憶に残すこと」が大切です。
成果を出す配布物のポイント
1. 「一枚完結型」を用意する
厚いカタログよりも、A4一枚に必要な情報を整理したシートのほうが、来場者にとって負担が少なく効果的です。
- キャッチコピー
- 製品写真(または導入事例)
- 強みを3つに絞って掲載
2. ターゲットごとに資料を変える
来場者は一様ではありません。
- 購買担当者向け → 価格・導入事例
- 技術担当者向け → 仕様・詳細データ
- 経営層向け → ROI(投資対効果)や導入メリット
1種類にまとめるより、2〜3パターンに分けておくと効果的です。
3. ノベルティは「実用性」で選ぶ
展示会で配られるグッズは山ほどあります。
「ペン」「付箋」「エコバッグ」など、実際に使われるものに自社名やURLを入れると、日常的に思い出してもらえます。
4. デジタル資料の導線も作る
紙の資料だけでなく、QRコードを使って「詳細情報はWebで」へ誘導しましょう。
アンケートやフォームとつなげると、リード獲得にもつながります。
配布戦略を考える
- 「誰に渡すか」をスタッフ間で事前に決める
- 興味を示した人にだけ渡すと、無駄な配布が減り、商談率も上がる
- 名刺交換時に資料を渡す → 後日のフォローで「お渡しした資料の件で」と切り出せる
まとめ
展示会の配布物は「量より質」。
来場者に読まれ、覚えてもらい、フォローにつなげることがゴールです。
次回は「展示会スタッフ教育と現場対応のコツ」をお届けします。
✍️ 執筆:展示会を知り尽くしたプロチーム
👉 展示会のことなら「凄い展示会」×ゼロイチブースター×せかわん
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