2025/08/18
第14回:成功事例に学ぶ ― 成果を出した出展者の工夫
第14回:成功事例に学ぶ ― 成果を出した出展者の工夫
展示会で「成果が出た」と言える出展者には、いくつかの共通点があります。
単に大きなブースを構えるのではなく、来場者に刺さる工夫を取り入れているのです。
今回は、実際に成果を出した事例から学べる工夫を紹介します。
事例①:導線を意識したブース設計
ある企業は3×6mのスペースで出展しましたが、入口正面に大きなビジュアルを配置し、左右に試供品体験コーナーを設けました。
結果、立ち寄った来場者が自然にブース内を回遊し、スタッフとの接点が増加。
前年より商談数が1.8倍に増えた そうです。
👉 ポイント:
・見せたいものを「入口正面」に
・滞在時間を長くする「体験」や「デモ」を配置
事例②:全面ビジュアルでブランドを印象付け
別の企業は壁面をすべてオリジナルデザインで装飾しました。
従来はポスターを数枚貼るだけでしたが、全面を広告化することで圧倒的に目立ち、
来場者の立ち止まり率が大幅に向上。
「会社の存在を知ってもらえた」という認知効果も高かった事例です。
👉 ポイント:
・ブース全体を「広告面」として活用
・写真やコピーで一目でわかる訴求
事例③:来場後のフォローで成果最大化
あるBtoB企業では、展示会後のフォローを徹底しました。
ブースで名刺交換した顧客に即日メール、1週間以内に提案資料を送付。
結果、展示会経由の成約率が2倍以上 になりました。
👉 ポイント:
・「展示会後」のスピード対応が命
・名刺は宝の山。即活用する仕組みを作る
成功事例に共通する3つのこと
1. 来場者の導線を考えて設計している
2. ブース全体を広告として見せている
3. 展示会後のフォローを仕組み化している
これらを組み合わせることで、展示会は「ただ出る場」から「成果を生む場」へと変わります。
📌 次回(第15回)は最終回。
「展示会成功のための最終チェックリスト」を公開します。
これまでの学びを一枚にまとめ、保存版として使える内容です。