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Columコラム

2025/08/18

第11回 展示会で成果を測定する方法

  • 第11回 展示会で成果を測定する方法

    展示会は「出展して終わり」ではありません。
    大切なのは、出展を通じてどれだけ成果が出たかを振り返り、次につなげることです。

    しかし、成果をどう測るか?
    来場者数や名刺獲得枚数だけを指標にしていませんか?
    それでは十分とは言えません。

    1. KPIを事前に設定する

    展示会の目的は企業によって異なります。
    ・リード獲得(名刺交換)
    ・既存顧客との関係強化
    ・新商品の認知拡大
    ・メディア露出 など。

    出展前に「今回のゴール」を明確にしておくことで、成果の評価基準がぶれなくなります。

    2. 数字に落とし込む

    例えば「商談につながる見込み顧客を50件獲得」など、数値で表せる指標を設定しましょう。
    さらに、会期終了後には「商談化率」「受注率」まで追いかけることが大切です。

    3. 質的な成果も記録する

    数字に表れにくい成果も見逃せません。
    ・来場者がどんな反応をしたか
    ・よく質問されたポイントはどこか
    ・競合ブースと比べた印象はどうか

    こうした声は次回の改善に直結します。

    4. チームで振り返る

    展示会終了後は必ず、社内で振り返りミーティングを行いましょう。
    「何が良かったか」「何を改善すべきか」を洗い出すことで、次回の成果は確実に高まります。

    まとめ

    展示会の成果は、出展してすぐに数字で見えるものだけではありません。
    定量(数字)と定性(声や印象)の両面から評価することが、次につながる最も大切なステップです。

    成果を測り、改善を重ねることで、展示会は「出展するたびに強くなる営業ツール」へと進化します。

    👉 次回(第12回)は「展示会で集客効果を高めるための導線設計」についてお話しします。