2025/08/18
第10回小規模出展でも成果を出す方法
- 小規模出展でも成果を出す方法
展示会に出展するとき、「1コマ(3×3m)」や「2コマ(3×6m)」といった出展形式を選ぶ企業は少なくありません。
実はこの規模感でも、十分に成果を上げることは可能です。大切なのは、スペースの限られた中でいかに戦略的に工夫するかという視点です。
1. 来場者の導線を考える
限られたスペースだからこそ、ブースに立ち寄る「きっかけ」を明確にすることが重要です。
入口から見える位置にキャッチコピーを配置し、目を引くビジュアルを壁面に展開するだけで、足を止めてもらいやすくなります。
2. 強いメッセージを1つに絞る
小さなブースに情報を詰め込みすぎると、逆に伝わりにくくなります。
「この展示会で最も伝えたいメッセージは何か?」 を明確にし、その1点に集中することで、来場者の記憶に残る展示になります。
3. 体験要素を取り入れる
スペースが限られていても、タブレットでのデモ動画、サンプル配布、VRや小型模型などを工夫すれば「体験型」の展示が可能です。
体験があることで、来場者はブース滞在時間が長くなり、商談につながる確率も高まります。
4. 全面ビジュアルで印象を最大化
白い壁面にポスターを数枚貼るだけでは埋もれてしまいます。
壁面全体を広告面と捉え、全面をデザインで覆うことで、来場者の記憶に強く残るブースになります。
まとめ
「小さなブースだから成果が出にくい」というのは誤解です。
1コマ・2コマの出展でも、戦略的に設計すれば来場者を惹きつけ、成果を最大化することが可能です。
大切なのは、限られたスペースの中で「何を」「どう見せるか」を突き詰めることです。
👉 次回は、「展示会で成果を測定する方法」について解説していきます。